ウイルスは殺すことができない?

薬では、基本的にウイルスを殺すことは出来ません。 なぜならウイルスは、細菌と異なり、それ単体で存在しているわけではないからです。 細胞の中に入り込むので、ウイルスを殺すためには細胞をも傷つけなければなりません。 つまりウイルスを殺す薬を服用したとすると、その場合はウイルスと一緒に細胞も殺してしまうことになるのです。 それではかえって健康を害することになるので、そのため薬ではウイルスを殺すことは出来ないというわけです。 ウイルス性の疾患にかかると、抗ウイルス薬が処方されることがありますが、これはウイルスを殺す薬ではありません。 増殖を抑える薬なのです。 たとえばインフルエンザの薬にタミフルがありますが、これは症状が出始めてから48時間以内に摂取することで、症状の悪化を防ぐことが出来るという薬です。 ウイルスの撃退は出来ません。 もしも撃退が可能なら、48時間以内と言わず、いつ摂取しても症状をなくすことが出来るはずです。 しかしタミフルは、48時間以内でなければ高い効果を期待出来ません。 つまりこれから増殖していくウイルスにのみ、効果を発揮するというわけです。 そのため48時間以内の摂取が肝心なのです。 しかし殺すことは出来なくても、増殖しない分症状は軽いままで止まりますし、回復するまでの期間もそれほど長くかからなくなります。 そのため非常に有用な薬だと言えます。
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